タクシー料金表示システムの作成


清水 香織

キーワード:タクシー料金の自動計算,障害者

   障害者については最近やっと、バリアフリーと言う言葉も出てきて福祉活動が盛んに取り組まれるようになった。しかし、まだまだ取り組まれ始めたばかりの段階である。障害者に対する偏見もまだなくなっていないのが現状である。障害者の人がより良く住めるようになるにはまだまだ時間がかかると思う。私は身体に障害があり、車椅子を使用している。障害者をもっと理解してもらうためには私たち自身がもっと外へ出て、周りの健常者と障害者とが触れ合うことが一番良いのではないかと常に考えている。その第一歩は障害者の人が外出するべきであると考える。

 しかし、私のように車椅子を使用している人や足の不自由な人が外出する際に一番の問題点は交通手段である。今では、車椅子を使用している人も乗ることの出来るスロープ付きのバスなどがあるが、まだまだ一般的ではなく、そのバスの台数も少ない。更に、このバスを利用する時には前もってバス会社に連絡をしなくてはならない。また、電車やバス等の公共機関を利用する場合にも駅やバス停までの道のりが問題になる。

 そこで利用されるのがタクシーである。最寄りの駅や目的地まで行くのにタクシーを利用するのである。しかし、タクシーを利用するにあたっての問題点は、やはり目的地までの料金である。乗ってしまってからではいくらかかるのか分からない。この問題点であるタクシー料金を前もって知ることができれば、大変便利なのではないかと考えた。

 そこで、そのような情報提供を行っているWebページがないか調べてみた。その結果、次のようなWebページがあることが分かった。まず、札幌駅周辺の有名な場所がいくつか挙げられており、そこまでの料金があらかじめ表示されているもの、次に、過去に実在したタクシー料金の実績データを検索するもの、また、距離を入力して料金を計算してくれるもの等があり、最後のページでは、距離がわからなければ別の画面で距離を求めなければならないというものだった。いずれも有用なものではあるが、実用面から言えば限られた範囲からではなく、自分のいる場所から目的の場所までの金額を自由に検索できるものが必要なのではないだろうか。そこで私は、現在地と目的地を自由に選択でき、また、この2点を選択するだけでタクシー料金を求めることのできるシステムを作成しようと思った。

 私が今回作成したシステムは、私自身が使うことを重点におき作成した。その為、タクシー料金を求める地域は自分の住んでいる'札幌市厚別区'と'自分の家から本学までの江別市の一部'のみとした。北海道の地図から目的の地域を選択していき、表示される地図から現在地と目的地を選択させることで距離を求め、その距離をもとにタクシーの料金設定から料金を求め、表示させるというものである。深夜料金を求めることも可能である。基本的にタクシー料金は、距離から計算されるが,渋滞などで速度が下がったり信号などの待ち時間でも料金が加算される。しかし、本システムは距離だけで料金を求めている為、道路の状況などでは実際の料金とは多少異なってくる。その為、表示させる料金はあくまでも参考にしてもらいたい。

 結論としては、現在地と目的地を自由に選択でき、この2点を選択するだけでタクシー料金を求めるというシステムの目的は達成できた。残された課題としては、今回作成したシステムは私自身が使うことを重点におき作成した為、限られた地域でしか料金を求めることが出来ない。選択できる地域を札幌市全部にするなど、地域の拡大を行うことでもっと実用的になると考えられる。

指導教員:森田 彦


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