卒業研究としてテーマを「CG論(前期)教材Webページ」とした理由を始めに述べようと思います。アブストラクトにもありますが、私は社会情報学部に入り様々な講義を受け、情報社会について学んできました。その中で、Delphiによるプログラミングも学び、そのプログラミングを駆使してCGを描くCG(コンピュータグラフィックス)論も受講しました。
CG論では、前期に、プログラミング(Delphi)によるCGを描く方法を学ぶ事になります。ここで言っておきたい事は、私は決してプログラミングの能力があってこのテーマを選んだわけではない事です。逆に、私がこの前期のCG論を受講した時、講義内容をほとんど理解できませんでした。現在ではCGを描く時、Shade等のソフトによって、比較的楽にCGを作成できる環境になってきています。実際、後期のCG論で使うShadeを使えば簡単に作成されるCGを、何故このような長いプログラムを作って作成する事になければならないのかとも思いました。この講義では、皆川教授が作成した教材プリントが配布され、その説明を聞き、課題がでて、それを各学生が自分で解いて提出するという形で成り立っています。しかし、一度でも講義を休んでしまったり、理解できない個所を残したままにすると、次からの講義内容を理解するのは困難になってしまうのです。そこで私が考えたのが、少しでも易しく理解しやすいように、配布プリントに、「この説明があればもっとわかりやすくなるのではないか」と自分が思った個所に、解説をつける事ができないかということです。
そこで皆川教授の許可を得て、Web上に前期CG論の配布プリントの内容を掲載し、実際、プログラムの中の変数や定数に具体的な数値を入れ、作図過程を確認する事や、また、ポイントとなるところを探し解説をつけるといった、前期のCG論の教材を作る事にしました。Web上に掲載しようと思った理由は次の通りです。現在、私たちが情報を得る為の手段として、新聞やテレビ、またその情報を知っているであろう人に直接聞くなどいくつかの方法があります。しかし、IT時代と呼ばれる現代、インターネットによる情報を得る事が常識にもなってきています。また、Web上に教材を載せる事によって、プリント配布が不要になる事や、プリントを無くしてしまう心配もなくなり、講義を復習する際にその内容が説明されているページ等を探す手間もかからなくなります。そして、私が問題としてあげた、講義を休んでしまった時も、インターネットができる環境ならば、家で自学自習という形もとることができるようになるわけです。
この「CG論(前期)教材Webページ」は現在CG論を受講している学生や、これから受講しようと思っているが、どのような事をするのかわからない学生、そしてもちろん、プログラミングを復習しようとする学生などを対象として作成しています。その為、自分一人が理解できるものでは教材とは言えません。CG論を受講している学生と同じ情報量で理解した知識を活用する為、あえて他の参考教材は使わず、今まで学んだプログラミングの知識と、前期のCG論で配布されたプリントをもとに、解説を入れた教材ページを作成していく事にしました。
本論文の構成は次のようになっています。