清水 一昭
キーワード:データベース、メールソフト、ネットワーク
現在、電子メールは連絡手段として、非常に活用されている。その理由として、まず利便性が挙げられる。送信者は、相手の都合を考える必要がなく、いつでも好きな時に書いて、すぐにでも送信できる。さらにデータの保存も容易である。次に一通の送信にかかる費用が、他の手段に比べて格段に安いと言う点も活用度が高い理由の一つであろう。また現在では携帯電話、PHS等の携帯端末からでも電子メールでのやりとりができるようになり、利用可能な媒体が広がった。同時にブロードバンドと呼ばれる時代になり、ADSLやCATV、光ファイバーなどの専用線を利用することで、一般家庭でも常時接続環境が安価に実現できるようになっている。このような状況から考えると、今後もますます利用者が増えて行き、やりとりされる電子メールの総数は増加するであろう。
だが電子メールではその性質上、同一内容のものを複数人に送るのは容易だが、内容に少しでも差異があるものを複数人に送る場合は、大変な労力を必要とされる。例えば大学で、教授が受講生へテストの結果を、既存のメールソフトを使って返信する場合を考えてみる。まずは一通一通に、それぞれの点数と、他に必要な文章、さらには送信先へ学生のメールアドレスを打ち込む、もしくはアドレス帳から呼び出す。そして最後に送信処理を行う。これを人数分だけ繰り返す必要がある。これは考えただけでも大変な手間である。しかもこのような利用形態は、現在特殊な例ではなく、それどころか今後も増大するであろう。このようなことができるソフトを探してみたが、使えるデータが少ないものであったりしたため、目的にかなうものでなかったので、ソフトを作成することにした。
このソフトを使うことで、各人にあったデータを各人のメールアドレスへ送信してくれるのである。このことによって、ユーザは基本となる文書と参照するデータを記述するだけで、その後の操作に関しては一切関知しなくて済み、この作業に費やされる時間も大幅に減らすことが可能である。
プログラムは目的を達成するところができた。しかし、今後の課題としてファイル添付は備わっていた方がいい機能がある点である。また多くの人に使って貰い、意見・感想をフィードバックすることで、よりよいプログラムとなるだろう。
指導教員:森田 彦