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第1章 序論

 現在、社会情報学部では2年次にプログラミングA(C++Builderプログラミング)とプログラミングB(Delphiプログラミング)が開講されています。選択必修として学生は、どちらか一方を選択し、履修することになっています。しかし、3年次には2年次にどちらのプログラミング言語を学んだかは全く関係なく、カリキュラムとして基本的にDelphiやC言語(C++Builder)を用いて、授業を進める専門科目がいくつか存在します。今年のカリキュラムには、C++、C++Builderプログラミングを使用する授業として、斉藤たつき先生のシミュレーション論、皆川雅章先生の知的情報システム論があり、Delphiプログラミングを使用する授業形態がとられていた皆川雅章先生のコンピュータグラフィックス論がありました。私自身、2年次にプログラミングBを履修し、3年次にはその授業内容にひかれ、C++Builderプログラミングを使用する知的情報システム論を履修した経験があります。しかし、考えていた以上に、全く学習していないプログラミング言語を使用することの難しさに悩まされ、授業にはついていけずに、課題の提出は人に頼ってしまうという現状でした。これは、私だけに限らず他の学生や、逆にプログラミングAを履修した学生もプログラミング言語の移行の困難さに悩まされているのは同じだと考えます。

 しかし、現在のカリキュラムを作成している学校側にとっては、「1つのプログラミング言語を習得することができるのであれば、その他のプログラミング言語を学ぶことはそれほど難しいことではない」と考えられています。つまり、2年次のプログラミング言語を学習するという段階では、2種類に分かれるが、プログラミングというものが理解できたならば、言語の種類が変わっても、すんなり移行することができることが前提で、専門科目が用意されていることになります。残念ながら、学校の考えにおそらく大部分の学生は応えることができていないのです。プログラミング言語の移行を理解しやすくするためには、その言語のより具体的な類似性および、相違点を明示することができなければ、学生にとって他言語を学習することは困難ではないかと、自分の経験を踏まえた上で考えました。

そこで、プログラミングBで実際使用しているテキスト「Delphi入門」[1]をそのままC++Builderプログラミング学習用テキストに書き換えれば、プログラミングB(Delphi プログラミング)を履修した学生が同時進行で学習できることが可能になり、より効率よく、かつ容易に独学でき、他のプログラミング言語を学ぶことがそれ程難しいことではないという認識がもてるものと考えました。

また、自学自習の支援を行うためにWeb教材を選んだ理由としては、『Web教材活用の試み―プログラミングB の場合』[2]において、と、述べられていました。この点から、私はWeb 上においてDelphi プログラミングをC++Builderプログラミングに変換したテキストを用意することを卒業研究のテーマにしました。

 また、本論文の構成は、

第1章 序論

第2章 作成したWeb教材の解説

第3章 教材のデモンストレーション

第4章 結論と今後の課題

謝辞

参考文献一覧

となっています。