私は高校3年間、演劇部に所属していた。既成の脚本を使用する場合もまれにあったが、ほぼ自分たちの中の誰かが書いた脚本を使用した。
脚本というのは、小説などと違い、本が完成して終わりではない。そこから、芝居に立ち上げていく段階で何度も何度も加筆修正される。もちろん逆の場合もあり、脚本を書く者が遅筆であった場合、先に完成部分から芝居にしていかなければいけない。できあがった部分から、コピーしては皆に配るのだ。
実際に、役者の脚本は手直しと書き込みですぐ汚れる。大幅に直したのであれば、もう一度その部分を人数分印刷しなおして、配りなおさなければならない。手書きはおろか、、ワープロ等を使用して作っていても、大変な作業だ。
また、学生の劇団であれば何人かで共同で脚本を作っていくことも珍しくはない。その場合、全員が集まって作業をすることは大変困難だ。高校生であれば学校にいる間くらいしか時間を取れないし、大学生になればそれぞれアルバイト等事情が増えてくる。芝居の練習は本番の何ヶ月も前から準備するのに、ずっと他の用事を後回しにするわけにもいかないし、それは人数が増えれば増えるほど大きな問題点となる。
そこで、私はパソコンを、インターネットの環境を使ってこの問題を改善できる方法を考えた。
まず、劇団でHPを持つ。これは今では当たり前のようになっていることである。新しい公演の情報やメンバー紹介、過去の情報などがコンテンツに含まれている。また、掲示板では客とメンバーのコミュニケーションはもちろん、メンバー同士や客同士のコミュニケーションの場ともなっている。
その中に、メンバー専用のコンテンツを作る。そのページでは脚本を書き上げたハシから更新していけば、他のメンバーも離れた場所からでも自分の都合のいい時間に最新の脚本を見ることができる。
また、これは別の問題点であるが、芝居では音響効果・照明効果と脚本とのからみが大変重要になってくる。どのタイミングで音響効果を入れるか、照明効果を変えるかなど、それぞれ一覧表にはするものの、片手には脚本をめくりながら表と対応させて覚えなくてはいけない。この点も、HP上ではリンクさせることによってずいぶんとわかりやすくすることができる。
このように、オンライン上で複数の人間が一つのものを作り上げる支援をするシステムは有意義であると考えた。
以下はそのHPの構成、HPを作るに当たって使用したCGIとその基本機能、出典、そのカスタマイズ、そして結果と結論、今後の課題である。