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複数の人で協調作業ができる脚本作成支援HPの作成

木村 さやか

キーワード:オンライン、協調作業、CGI

私は高校3年間、演劇部に所属していた。脚本というのは、完成してから芝居に立ち上げていく段階で何度も何度も加筆修正される。その度に全員に配布するのでは、手書きはおろか、ワープロ等を使用して作っていても、大変な作業だ。

また、学生の劇団であれば何人かで共同で脚本を作っていくことも珍しくはない。その場合、全員が集まって作業をすることは困難だ。それぞれの都合に合わせて時間を作ることは、人数が増えれば増えるほど大きな問題点となる。

そこで、私はパソコン―インターネットの環境を使ってこのような状況を改善できるのでは、と考えた。すなわち、まず劇団でHPを持ち、そこから劇団員専用のページを作る。そのページでは脚本が閲覧できるようにする。そして「オンライン上」で「編集作業」を「複数の人間(劇団員なら誰でも)」ができるようにするのである。これで、それぞれが都合のつく時間を使って作業することができるし、誰かの作業した結果を、みんながすぐ見ることができる。

ただし、複数の人間が編集作業を行える環境と言うのは問題点も生じる。当人同士のコミュニケーションも重要にはなるが、その部分もオンライン上で行うリスクをどれだけ軽減できるかというこの研究のテーマである。私は手書きの脚本ではなく、あえてネット上で作業することによってどれだけメリットを大きくできるかを考えてこのHPを作成した。

まず、劇団員専用のページに入る時に、アクセス制限を設けた。誰でもが更新できてしまうがゆえに、必要なプロセスである。

また、オンライン上での編集作業ということで、管理人が決めたファイルを訪問者が自由にダウンロードし、編集後アップロードできる掲示板を配置した。そのファイルが掲示板を介さずとも見ることができるようにもした。ログとして過去のファイルも残るので取り返しの付かないミスが起きる可能性は少ない。これらの部分はCGIを使用している。

それから、脚本の作成支援ということで、手書きでは関連付けがわかりにくい照明効果や音響効果のきっかけ(キュー)とリンクを貼って表現した。

今回は、実際にできあがった脚本を借りての製作だったが、実際に脚本を創作するにあたってこのHPを利用した場合、改善すべき部分はまだまだ少なくない。

例えば、編集のしやすさを考えてワード文書でのやり取りにしたが、容量が大変大きくなるためサーバへの負荷も大きいし作業もしづらい。実用的とは言い難いかもしれない。また、掲示板ももっと過去のファイルの倉庫として活用できるように改良の余地がある。

このような点も含めて、もっと実用的にカスタマイズしていくことが今後の課題である。

指導教員:森田 彦