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データベース機能を備えた電子ノートブックの作成

大倉 由美

キーワード:データベース・電子ノート・保存・検索

現在の社会ではパソコンの普及が進み、さらにそのパソコンも小型化や機能の充実など常に進化をとげています。本社会情報学部においても、来年度より新カリキュラムを受講する1,2年生を対象に、一人に一台ノートパソコンが割り当てられ、常時講義に活用できる体制がとられる予定です。そうなった場合、ノートパソコンにノートの内容を入力するようになることが予想されますが、現在では多くの人がWordやメモ帳などを用いて、講義内容の保存や提出物の作成を行うことになると思われます。しかし、講義内容を保存しておくにはいくつかの問題点があります。講義の回が増すごとに、ファイルはどんどん増えてしまい、そのたびに異なるファイル名を用意しなければならないうえ、どのファイルにどんな内容がはいっていたかを、一つ一つ開いてみなければかりません。また、検索に至っても開いている画面の中でしか行えないため、調べたい項目がどのファイルに入っているかまでは調べることができません。

そこで自らの学生生活を振り返り、講義を受ける際にバラバラになりがちなルーズリーフや教科ごとに分ける必要があるノート類をコンピュータ上で整理しやすい形にし、さらに教科や日付ごとの検索や、単語ごとの検索も容易に行うことができるノートブックを作成することを研究のテーマにしました。これらの点を考慮した結果、ノートをデータベース化することで、ユーザーは容易に保存や検索の処理が行えるようになりました。また、データの分類や整理はコンピュータが行ってくれるので、ユーザーは入力に専念することができます。このシステムを作成するにあたり、基本的なパソコンの扱い方を理解していて、文字入力を容易におこなえる大学生を対象としました。

具体的なシステムの機能としては、1・講義内容をノートとしてデータベースに保存し、2・日付や教科名などからノートを検索、3・キーワードから保存した内容を読み出す、4・ノートの内容を印刷、5・メールで教員に送信することができます。ノートを作成する画面においては、簡単な文字飾りや、サイズ変更の機能を持たせることで、ノート内で特にポイントとなる部分がわかるようにしました。また、キーワードを持たせることにより、日付やどの教科で出てきた単語かを覚えていなくても、そのキーワードが含まれているノートを表示させることができるようになりました。

今回の研究においては、ノートにデータベース機能を持たせることに重点を置いているため、講義を聴きながらいかに入力時間を短縮できるかといったことや、図や表をマウスなどで入力・保存などの機能が、今後求められてくると思います。最近ではパソコン上でペン入力できるシステムなども売られており、そういったシステムとの連結も考えていくことが必要です。また、調べたい項目をインターネットで直接検索できる機能などが付け加えられると、より実用的なシステムになると思われます。

担当教員:森田 彦