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第4章 結論と今後の課題

本研究では、10年間吹奏楽を続けていて、楽譜を書くという作業がとても効率が悪く、面倒に感じていたものを改善しようと思い楽譜作成と変換(移調)システムを開発しました。その結果、以下の点を結論として述べたいと思います。

まず、このシステムを作成するにあたり、楽譜の変換よりも楽譜作成の方が難しい事に気づきました。楽譜というのは、演奏者に曲の基本的な情報を与えるものにすぎません。

あとは、演奏者、または指揮者のイメージにより曲ができます。このように基本的な情報を演奏者に伝える大事な物ですから見やすくなければなりません。それを意識して作った結果、完全とはいえませんが、基本的な楽譜を作成する程度のものはできたと思います。

手書きで書いた楽譜と、このシステムを使って書いた楽譜を比べてみると、手書きで書いた場合、五線上のどの位置音がかいてあるのかが、判らない場合があり、それにより違う音を演奏してしまう可能性があったり、また、音符の種類も似たようなものが多いので間違える可能性もでてきます。楽譜を書いた人が自分で演奏する場合もあれば、書く人と演奏する人が違う場合もあります。それにより、誤解なのが生じ間違えが起こることもあります。そして、なにより手書きは時間がかかります。しかし、このシステムを使えば、スムーズに楽譜を作成することができ、なおかつ音符入力さえ間違えなければ、だれにでも見やすく、誤解が起こらない楽譜をつくることが可能なのです。

吹奏楽団の団員にこのシステムをつかってもらった結果、「今まで面倒だった作業が楽になった。」という、意見を多数もらい、今後の吹奏楽団の活動に多いに役に立つシステムをつくることができたと思います。

最後に今後の課題ですが、今回私が作ったシステムでは、吹奏楽の移調用の楽譜作成ソフトをつくった事にすぎません、作成した楽譜から音を鳴らせるような機能がついたならば、作曲用ソフトとしても使うことができ、またWeb上でシステム使うことができたなら、多くの人に使ってもらえるものになったと思います。しかし、あくまで今回は、自分が所属している楽団のために作成したのでそれらの機能は実現することができませんでした。プログラム的な課題としてはまだまだ楽譜には臨時記号や、表現記号があり、それらを実現できませんでした。また、貼り付け、元に戻す等のエディター機能があれば、完璧な楽譜作成をつくることができたとおもいます。

謝辞

この卒業研究を進めるにあたり、森田教員を始めとする森田ゼミ卒業研究生と、何度もこのシステムを使い、問題点等を指摘してくれた吹奏楽団の団員の協力に深く感謝します。

参考文献

  1. DelphiでWindowsゲームを作ろう!青山学著(株)ピアソン・エデュケーション
  2. BorlandDelphi5オフィシャルコースウェア