本田 純一
キーワード:Windows、高齢者、見やすさ、わかりやすさ
1.開発目的
近年、パソコンが『各家庭に1台』といわれるようになったほど普及してきているが、その背景にWindowsというOSによるパソコン操作の簡易化があると思う。しかしながら私自身が初めてWindowsに触れた時の印象は、多少ではあるが『わかりにくい』とか『操作しづらい』といったものであった。また、市販の参考書なども、ある程度の知識があるようになってから読んでみてもわかりにくいところが目立った。そこで今からパソコンをはじめようと考えている人、特に仕事を定年退職し、仕事等での利用頻度が少ないと思われる高齢者の人も同様の感覚があるのではないかと思い、Windowsの最低限度の基本操作をトレーニングするソフトウェアを作り上げようと考えついた。また、高齢者にとって理解しやすいものを作り上げれば、幅広い年齢層でも理解しやすいのではないかと考えテーマを「高齢者向けWindows基本操作トレーニングソフトの作成」とし、研究を始めた。
2.システムの概要
具体的なシステム内容は、先に述べたパソコン基本操作で最低限度必要ではないかと思われるものに絞り、1.ダブルクリック操作練習、2.マウス操作練習、3.パソコン終了操作練習、4.メール文章の送受信、の4つとした。また、高齢者にとって見やすく、わかりやすくといったことを念頭において、本ソフトウェアによる練習部分に関して文字サイズは、当初指定した文字サイズだと小さく見づらいといった意見を参考に、特に操作説明部分をフォント(16)から(20)とした。そして、操作のステップが進むたびに案内メッセージを1つ1つ表示していくことで、操作の途中で行き詰まることがないようにした。
3.結論と今後の課題
現在は先にあげた4項目を順番に練習、また、自身で選択して練習といった大きく分けて2つの手順での練習が可能であり、自分が苦手な個所を再度個別に選択し、練習することが可能であるので、最低限度の操作を習得してもらうといった目的は達成できたと思う。
今後の課題として、本ソフトウェアをパソコン自体にインストールする事を初心者の人にどのように対処してもらうかということがある。今現在私が考えている事は、ソフトウェアはまず第三者にインストールしてもらい、いったんインストールがすめばこのソフトウェアによって、個人の力で練習、学習していける自学自習ソフトとして位置付けしていただきたいということである。また、ここでは触れてはいない練習項目が初心者に必要な項目である可能性もあり、再度どのような練習が必要か考え、練習ソフトを作り上げていく事ができれば初心者にとっての入門ソフトの役割を果たせるのではないかと思う。
指導教員:森田 彦