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スピードを重視したペイント付きテキストエディタの開発

橋野勇基

キーワード:スピード、落書き、利便性、汎用性

 本プログラムは、『メモをとる』という能力を可能な限り特化したソフトである。

 ノートパソコンを使用している最中、大急ぎでメモを取らなければならない場面があるとしよう。私も何度かそのような経験があるのだが、そのような時に限って手元には紙もペンもない場合が多い。そういった時は、大抵windowsのメモ帳を開いて対応し、図が必要になった時には更にペイントも開くようにしている。だが、『メモを大量にとらなければならない』、『とにかく急いでメモをとる必要がある』、『後日、メモをとった時間の取得が必要である』といった条件が重なった場合、メモ帳やペイントでは保存時のファイル名を設定するだけでもタイムロスになってしまったりする。

本プログラムの重点はそこにある。二度手間を省き、デスクトップ上に常駐し、各種設定が容易に行なえる簡易落書き帳があれば便利だと思ったのが最大の開発理由だ。私の知る限りにおいて『簡易性』、『汎用性』といった機能を同時に保持しているプログラムはWindowsのアクセサリに入っているメモ帳とペイントなのだが、上記の説明通り、両方を同時に開いた場合は大幅に時間のロスとなってしまう。後々のファイル整理にはMicrosoft社のWordやペイント関連のソフトウェアを使用するにしても、一時的な大量のメモをとる手段としては本プログラムがお勧めである。日常の生活や、その他、ゼミの取材など、本プログラムの頻度は高いと思われる。

メインとなるフォームであるが、画面の左にペイントを、画面の右側にメモを配置した。本プログラムを最も簡単に説明すればそのようになる。だが、このテキストエディタは『スピード』と『利便性』それに、『汎用性』が特化点であり、その三つが設計段階以前からの目標であった。スピードを追求する為に各種ツールボタンを適用し、ソフトウエアとして少しでも扱い易いようにヘルプやポップアップメニュー、ステータスバー等、ビジュアル面への情報追加もこだわって設計した。

中でも『スピード保存』、『システムファイルからのオートロード』、『ファイル検索』の三機能は本プログラムの最も注目すべき点のひとつである。

だが、スタートアップに登録出来ないことが大きな問題点となった。デスクトップへの常駐という本プログラムの目標のひとつを考えるならば、プログラム内からインストールを行い、パソコンを立ち上げた時点で既に画面上に配置されてあるという状態がベストである。また、合計1.5MBものプログラムサイズの縮小化や、多くの人に実際にプログラムを使用して頂いた上で浮上してくる問題の解決が今後の課題であろう。

ペイント部分の機能の少なさも難点と言える。本音を言えば、メモ帳部分に関しては及第点と自負しているが、ペイント部分はWindowsのペイントを超えるソフトを作りたかったというのが実際である。

これからのバージョンアップの可能性に期待して頂きたい。

指導教員 森田彦