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オンライン履修登録システムの開発

藤田 悟史

キーワード:ActiveX,データベース,履修制限

近年の目覚しいIT(Information Technology)技術の発展は、我々に多くの恩恵をもたらしている。特にインターネットなどのグローバルレベルでの情報ネットワークの進化は、情報の伝達をいとも簡単なものに変えてくれた。身近なところで言うと、大学の休講情報が、携帯端末で簡単に見ることが出来るようになったことは、私にとって大きな衝撃だった。“学校に行って掲示板を見たら、今日は休講で授業が無い。”何もせずに学校をあとにしたことが多々あった事を考えると、便利なものが出来たなーと感心せざるを得なかったのだ。

ところが、学校にはもう少し便利になっていいところがあった。履修登録である。毎年、履修登録の作業はとても面倒なものであった。自分で単位数を計算しながら、科目を選び、それを手書きで登録用紙に記入して決められた日に提出・・・さらにエラーが出ると、もう一度教務課で確認しなくてはならない。さらに言うなら、私達学生だけではなく、教務課の方々も大変苦労されている様子だった。話を聞いたところ、登録などの作業はすべて手作業であるという。「絶対にもっと効率のいい方法があるはずだ。」と私は思った。そんな折、私の所属している森田ゼミの先輩が、履修登録システムの開発をしていることを知り、私も即座にそのシステムについての研究がしたいと思ったのである。

昨年度先輩方の開発されたの履修登録システムは、オンライン(インターネット上)による履修登録動作と、それに関わるデータベースの作成、さらに、履修上における年度上限単位数のチェック機能をも兼ね備えた、非常に完成度の高いものであった。履修登録の基本的な部分をほぼカバーしているものである。しかしながら、改善すべき点も、まだまだ残されていた。先輩の論文を引用して述べると、「本システムのエラーチェックは、細かなエラーには対応していない」、これは取得要件についてだが、上限単位数をチェックする事はできるものの、どの類の、どの項目を、どれだけ取得するのか、そしてこれらの要件をしっかりと満たしているのか、と言う点である。次に「社会情報学部一年生が履修登録する場合に限定してある」、履修登録は全学生が行う作業なので、システムの条件としては、もちろん全学部対応型で、全学年対応型が望まれる。(本学 卒業論文 2000年度 大谷)

我々はこれらの問題点が改善されたシステムを完成すべく、日々開発に取り組んできた。このシステムの開発は私、藤田と前田の二人の共同研究と言う形で行った。私の担当部分は主に、入力時点でのエラーの洗い出しについてである。私の担当であるエラーチェックについてだが、先輩方のシステムでは、発生したエラー(卒業要件、過年度取得、時間割上重複)をメールで返送する方式をとっていた。しかし我々は入力時点でエラーを発生させない形態をこのシステムにとり入れた。科目を選択する時点で、逐次計算された単位数が表示される方式を導入し、さらに、科目を表示させる時点で、その学生が選択できない科目(過去に履修)ははずされるようプログラムした。これにより、全学年が使用できるシステムになる。重複した場合もその時点でエラーメッセージが表示されるので、エラー自体、激減するものと考えられる。

我々が当初想定していた理想はほぼクリアされた物となったが、いくつかの改善点は挙げられる。まずは先ほど述べた全学部対応型にすることである。科目選択時については、対応しているものの、単位計算は、社会情報学部限定となっている。データベースについてだが、過去に履修した単位データのテーブルは,科目コード一つ一つに学籍番号を必要とするもので、非常に効率が悪い。データベースの設計時に、解決しなければならない問題である。さらにローカルのデータベースでは同時に複数のクライアントからのアクセスには対応しきれないことも挙げられる。ActiveXについてもActiveXコントロールのダウンロードの際、そのコントロールに署名がなければ、Internet Explorerのセキュリティレベルを最低にしなければダウンロードできないこと等(他、論文参照)、これらの問題は是非とも、後輩に解決してもらいたいと望んでやまない。

指導教員:森田 彦